しずかな日々 (講談社文庫)電子ブックのダウンロード
しずかな日々 (講談社文庫)
strong>本, 椰月 美智子
しずかな日々 (講談社文庫)電子ブックのダウンロード
によって 椰月 美智子
3.5 5つ星のうち57 人の読者
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受賞歴 第23回(2007年) 坪田譲治文学賞受賞 内容(「BOOK」データベースより) おじいさんの家で過ごした日々。それは、ぼくにとって唯一無二の帰る場所だ。ぼくは時おり、あの頃のことを丁寧に思い出す。ぼくはいつだって戻ることができる。あの、はじまりの夏に―。おとなになってゆく少年の姿をやさしくすこやかに描きあげ、野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞した感動作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 椰月/美智子 1970年生まれ。神奈川県小田原市在住。2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。2007年に『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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この本を読んで、最後の「人生は劇的ではない。ぼくはこれからも生きていく。」という一文がとても腑に落ちました。タイトル通りのしずかな話だけれども、非常に腑に落ちる話だというのがこの小説の印象です。主人公の少年にとって輝かしい小5の日々を過ごしたのに、現在はパッとしない…という感想をお書きの方もいらっしゃいますが、パッとしない日々であってもこの世に人が生きて行くのは難儀なものです。そしてその難儀な人生を生き抜くには、この少年が過ごした様なあたりまえの子供時代の日々の存在が不可欠です。この少年は小5になって友達が出来、おじいさんと生活して、安心な、孤独でない毎日の生活を送ります。母親の不在は残念な事ではありますが、代わりに肉親であるおじいさんがいて、仲の良い友達がいて、理解してくれる先生もいて、子供にとっては当たり前とも言える夏休み、毎日の生活を送ります。それは人生の基盤です。人の人生の基盤となるものは、劇的な出来事や日々ではない、こうしたしずかな日々なのだと、作者は伝えたいのではないかと思いました。ただこれは大人向けの小説だという気がします。青い鳥文庫にも収録され、入試問題に出る作品の第1位だそうですが、子供には読むべき作品、読みたいと思う様な作品が他に沢山ある様に思います。
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