池澤夏樹の世界文学リミックス (河出文庫)本無料ダウンロードpdf

池澤夏樹の世界文学リミックス (河出文庫)

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によって 池澤 夏樹
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内容紹介「世界文学全集」を個人編集した著者の人気コラムを完全収録。ケルアックから石牟礼道子まで、新しい名作を紹介する最良の文学案内。内容(「BOOK」データベースより)旅、辺境、女性、戦争…。自身で編んだ「世界文学全集」を入口として新たな傑作を縦横無尽に語りつくす。ケルアック『オン・ザ・ロード』、バルガス=リョサ『楽園への道』、ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』から、チャトウィン『パタゴニア』、グラス『ブリキの太鼓』、石牟礼道子『苦海浄土』まで。「いま」を読み解く最良の文学案内。著者について1945年帯広生まれ。88年「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。おもな小説に『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『カデナ』など。エッセイに『終わりと始まり』など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)池澤/夏樹 1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞ほか受賞多数。「池澤夏樹=個人編集日本文学全集」では『古事記』の新訳を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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「世界文学全集」の個人編集で知られる作家が、自在なタッチで世界の(日本もふくむ)小説について綴ったエッセイ。「夕刊フジ」に連載されていただけあって、いかにも気取らぬ語り口。だけど中身は詰まってます。たとえば、「家庭を持たずにひたすら逃げるアメリカ青年」ということで、ケルアックの『オン・ザ・ロード』から語り起こし、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『武器よさらば』『ハックルベリー・フィン』へとつながる。これはわかりやすい流れ。かと思うと、『存在の耐えられない軽さ』を語って、ヒロインのテレザの愛読書が『アンナ・カレーニナ』だって話から、トルストイへ。こんな具合に、国境を飛び越え、いろいろな言語で書かれた小説の話が、重層的かつ軽快に乱舞する。まさにリミックス。そして一冊通して読めば、いまの世界文学のありようや、文学史の基礎知識みたいなものが、しぜんとアタマに入ってくる仕組み。楽しく読めて役に立つ。池澤さんでなきゃ書けない本じゃないかなあ。おすすめです。

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