がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版 苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン 2010年版:改訂・改題ダウンロード

がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版 苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン 2010年版:改訂・改題

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がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版 苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン 2010年版:改訂・改題ダウンロード
によって 特定非営利活動法人日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会
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内容紹介 緩和医療の進歩にもかかわらず、一部のがん患者には治療抵抗性の耐えがたい苦痛がみられ、その対応の一つとして鎮静が行われる。 旧版『苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン2010年版』を8年ぶりに改訂した本書は、 鎮静だけでなく治療抵抗性の苦痛に関する総合的な対応や考え方を提示する手引きとして作成された。 鎮静の新たな分類・定義・実践法のほか、治療抵抗性の苦痛として頻度の高い痛み・せん妄・呼吸困難への対応、倫理的検討などを幅広く解説した一冊。
以下は、がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版 苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン 2010年版:改訂・改題に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本ガイドライン作成に携わった方々の誠意と努力は伝わってくるが、なんだかただそれだけで、肝心の「じゃあ、どうするの?」っていうところにほとんど踏み込んでいない気がする。意地悪く言うと、理想のガイドラインが「かゆいところに手が届く」ものだとしたら、本書は「(掻いてもらいたいところ)そこじゃないんだけどなぁ」って感じ。具体的な評価としては、1)治療抵抗性・耐えがたい苦痛として、せん妄、呼吸困難および疼痛を挙げているが、全身倦怠感が鎮静の対象症状として記載がない(統計にない)のには納得がいかない。(P104 VIII章知識背景1.治療抵抗性の苦痛はどのような苦痛か?)いわゆる「身のおきどころのなさ(restlessness)」は、せん妄の範疇なのか?ほんとうにそれでいいのか?2)「IV章実践(1)治療抵抗性の苦痛に対する持続的な鎮静薬の投与を行う前に考えるべきこと」に、痛み、せん妄および呼吸困難に対する緩和ケアについての記載があるが、鎮静を実施する前におこなうべき治療・ケアを述べるのにこんなにサラッとした内容で許されるのか?こんな中途半端な内容なら、「各症状の緩和ケアについては各々のガイドラインを参照」程度にしたほうがまだ良心的だと思う。3)「IX章法的検討(資料)」は参考になった。しかし、倫理的な問題(「VI章倫理的検討」)も踏まえた上で、「本人の明示の意思または推定意思があれば、家族の同意は必須ではない」とした理由を、法的に問題はないのか?など、もう少し多岐に渡って検討してほしかった。追記:「ガイドライン」じゃなくて「考え方手引き」であって、あえてコントラバーシャルな内容にして現場での議論や関心を喚起するという目的もあったのかもしれませんが、ガイドライン作成委員の先生方が思っているよりも緩和ケアのケアの現場はまだまだ混沌としている面があると思います。未成熟な緩和ケアの現場にかえって混乱を招かないか懸念があります。

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