女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみ epubダウンロード
女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみ
によって 四方田 犬彦
女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみ epubダウンロード - 女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみは必要な元帳です。 この美しい本は四方田 犬彦によって作成されました。 実際、この本には300ページページあります。 女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみは、工作舎 (2019/10/29)の作成によりリリースされました。 女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみの簡単なステップでオンラインで表示できます。 ただし、ラップトップ用に保管したい場合は、ここで保存できます。
内容紹介 さらば帝国、植民地 されど切手は後まで残る。 英国ヴィクトリア女王の肖像から始まった郵便切手は、 国家の名刺であるとともに、 人を堕落させ、広大な幻をも現出させる蠱惑的な紙片だった。 9歳から切手蒐集を続けてきた著者が、 かつての切手少年少女たちに向けて、満を持して世に送り出す 「ノスタルジアと蒐集の情熱」をめぐるエッセイ集。 【目次より】 「ペニー・ブラック」を買う 文革切手は赤一色 女王の肖像 国家の名刺 植民地の風景 人を堕落させる小さな紙片 …他 出版社からのコメント 幼少の頃から切手に魅了されていた四方田氏。 蒐集はもちろん、手作りすることもあったとか。 12歳の著者による、架空の「反乱軍政府発行」による切手(! )など、エピソード多数。 本書は、上品な真紅の布クロス装。 背のタイトルは黒箔押し、表タイトル部分はクロスに型押しをして凹ませた上に、 切手のようにタイトル紙片を貼り込んだ題簽(だいせん)仕様です。 内容(「BOOK」データベースより) さらば帝国、植民地、されど切手は後まで残る。ペニー・ブラック、軍事切手、文革切手、ソ連・宇宙切手、凹版切手、無目打切手、エラー切手、加刷切手、肖像切手、植民地切手、自作切手…九歳から蒐集を続けてきた著者が、満を持して世に送り出す切手エッセイ集。 著者について 四方田 犬彦(よもた・いぬひこ) 1953年、大阪箕面に生まれる。 9歳で切手蒐集を始め、12歳で日本郵趣協会会員となり現在にいたる。 東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。 長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、 コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員教授・客員研究員を歴任。 現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。 学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。 著書は150冊に及ぶが、近著としては『親鸞への接近』(工作舎、2018)、 『無明 内田吐夢』(河出書房新社、2019)。 詩集に『わが煉獄』(港の人、2014)、小説に『すべての鳥を放つ』(新潮社、2019)、 翻訳にボウルズ『優雅な獲物』(新潮社、1989)、『蜘蛛の家』(白水社、1995)、 イルスト『猥褻なD夫人』(現代思潮新社、2017)、パゾリー二『パゾリーニ詩集』(みすず書房、2011)がある。 『月島物語』(集英社、1992)で斎藤緑雨文学賞を、 『映画史への招待』(岩波書店、1998)でサントリー学芸賞を、 『モロッコ流謫』(新潮社、2000)で伊藤整文学賞を、 『ルイス・ブニュエル』(作品社、2013)で芸術選奨文部科学大臣賞を、 『死の約束』(作品社、2018)で鮎川信夫賞を受けた。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 四方田/犬彦 1953年、大阪箕面に生まれる。九歳で切手蒐集を始め、一二歳で日本郵趣協会会員となり現在にいたる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。『月島物語』(集英社、1992)で斎藤緑雨賞を、『映画史ヘの招待』(岩波書店、1998)でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』(新潮社、2000)で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』(作品社、2013)で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』(作品社、2018)で鮎川信夫賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、女王の肖像−−切手蒐集の秘かな愉しみに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
四方田犬彦氏の『女王の肖像 切手蒐集の秘かな愉しみ』 (工作舎)を読んだ。(こんな内容)→ 英国ヴィクトリア女王の肖像から始まった郵便切手は、 国家の名刺であるとともに、 人を堕落させ、広大な幻をも現出させる蠱惑的な紙片だった。9歳から切手蒐集を続けてきた著者が、かつての切手少年少女たちに向けて、満を持して世に送り出す「ノスタルジアと蒐集の情熱」をめぐるエッセイ集。 (こんな内容)にしても、書名にしても、英国切手中心の話かと思いきや、ソ連、中共やキューバの切手の話が少々詳しい。 著者の父親は大学時代に共産主義思想に共感を抱いたとのこと。でも自動車会社に就職してからは資本主義者となり、輸出課長として東南アジアの都市をめぐり、バンコクと北京には長期滞在もしたという。それもあって、郵便などのやりとりを当時はやっていて、海外だと高額切手を利用することになり、息子が切手蒐集をしだしたと知ると、その切手のついた封筒を渡してくれるようになったという。そういう海外の切手の蒐集をやり、国内切手も発売初日に郵便局まで出掛け、記念印を押してもらったりもしたそうな。それも小学生の時から。 著者は1953年生まれ。僕は1959年生まれだが、僕が小学生のころも切手蒐集は小学生(主に男)で流行っていた。 我が家の場合は、父親が記念切手が出ると1シート単位で購入していたので、それを引き継ぐ感じでしばし切手蒐集に、はまったことがあった。といっても、郵便局で外国切手使用済み発売会などがあると出掛けたりした程度。中学生になるころには関心をなくした。 下級生の可愛い女の子の尻を追いかけるほうに関心が移動? やがて、それも挫折により方向転換し、年上の女性への想像力による愛慕路線に転換?。切手のコレクションは弟に譲った。その程度の切手マニアでしかなかったが、四方田氏は、本書を読むと、かなり本格的マニアだ。しかも今も続けているという。 毛沢東時代の赤一色の「煽動切手」の需要と供給の意外な法則など、またソ連製の宇宙切手にあこがれた子供時代の回想等々、かなり個性的な切手マニアだったことがうかがえる。 旅先のキューバで日本切手を格安で購入し、フフフとなったが、その顛末は…等々、切手蒐集の将来性などにも言及。そこでも指摘されていたが、近年「切手」はあまり見なくなってきた。郵便局に料金が分からず持参し、●●円と言われたら、昔は切手を買ってそれを自分か局員が貼っていた。最近はシールの切手が増え、糊やベロを使わずにさっと貼れるが、さらに近年は切手ではなく、●●円の「数字」が封筒にさっとプリントされて切手代わりになっているではないか。 届く郵便も「料金別納」とか「ゆうメール」とか、そんなものが増えてきている。個々人の手紙やハガキのやりとりは激減しているのではないか(メールですませるから)。年賀状もしかり。海外とのやりとりもメールで瞬時に行なえる。 四方田さんの父親の時代の時のような「切手付きレター」の商業的やりとりなど、もう海外とでは個々人の間でも、クリスマスカード以外、ほとんどないのではないか。 中高校生の「ラブレター」なんてあるのだろうか。メール、ラインでメッセージを届けるのか? さすがに直筆の手紙なのか?そんな切手蒐集ワールドの世界を垣間見ることができる楽しい本(ちょっと専門的かなとも思うけど)。 参考文献には、内藤陽介氏の著作はほとんどとあった。 内藤さんは、切手と歴史の関係をまとめた本を何冊も出していて、昔から僕も読んできた。最近だと『蘭印戦跡紀行インドネシアに「日本」を見に行く』(彩流社)や、 『満洲切手』 (角川書店)、 『皇室切手』 (平凡社)、 『ハバロフスク切手紀行シリーズ4』(彩流社)、 『切手百撰昭和戦後』(平凡社)など。 以下、本から離れての一般論。 少年のころから切手とか牛乳の蓋とかいろいろと集めてきたものだが、女性の下着、とりわけパンティをコレクションしだすと大変なことになる。この前も、いい歳した慶應大学の先生が捕まったではないか(その後、どうなったのだろうか?)。もちろん、盗むのではなく、自分のお金で買って集めるなら、パンティであれ、切手であれ、古本であれ、合法だ。ただ「使用済み切手」が流通するのは分かるが、「使用済みパンティ」が流通するのは、ちょっと所有者のモラルを疑わずにいられないが。パンティも、この前読んだ、秋山あい氏の『パンティオロジー』 (集英社インターナショナル)や、大森堅司氏の名著『愛しのパンティコレクション』(ワニ文庫)のようなスタイルでやるならノープロブレムではあろうが……。 健全な精神は健全な肉体に宿る--健全な趣味は健全な肉体に宿る?
0コメント